中学受験を終えて

2年前、コロナ過で学校が休みになり、子供たちも家にいる状態だったので、中高一貫校の都立中学に受かればラッキーぐらいで始めた中学受験勉強。

学校の成績は、二人ともそれほど差がありませんでしたが、文章力や勉強に対する取り組みでは、娘の方が少し進んでいたので、まずは、娘にZ会中学受験講座を受けさせ、息子にはZ会タブレットコースを受けさせました。

案の定、タブレットコースを選択した息子は、タブレットでゲームなどをやってしまい、なかなか成果につながらなかったので、タブレットコースは1年で止めました。

6年生になり、中高一貫校の適性検査型の入試に絞りつつ、問題集や過去問を買い集め、二人に繰り返し解かせました。過去問題を何度も解かせるために、コピー機フル活用で、受験時までには、おそらく2000枚近く印刷していたようです。

中高一貫校の適性検査では作文力が問われるため、娘にZ会作文講座も受けさせました。
でも、勉強を塾任せにはしたくなかったので、最後まで塾には通わせず、親が教えられる範囲で、できるところまでやってみました。

二人には同じレベルの勉強を教えたつもりでしたが、公開模試の結果などで、二人の成績の差は徐々に空き始め、娘は第一希望が射程圏内に入ってきましたが、息子はまだまだ到達しませんでした。
息子は、普通の小学生の様に遊びたい気持ちが強く、勉強よりも親の目を盗んでは遊んでいたりしました。さぼっているのを見るたびに勉強しろというのですが、本気になって勉強しているのをほとんど見ませんでした。
しかし、このまま、受験をしても落ちるのが目に見えているので、受験をやめるかと聞くとなぜか「受験する」と言い、最後までやめようとはしませんでした。

娘は、数字の法則を考えるのが楽しいらしく、難しい算数の問題も自分なりに解けるようになり、過去問の成績も、安定的に高得点を取れるようになりました。

そして受験当日をむかえ、娘は、見事、第一志望の都立中高一貫校に合格。他の私立にも全て合格しました。息子は、同じ学校を受験したのですが、全て不合格でした。

娘が合格したのは、受験に前向きで、楽しく勉強していたのが一番の理由だった気がします。息子は、不合格だったことで、現実を初めて実感したのか、トイレでしばらくの間、泣いていました。そのあとも、静かに参考書を眺めていました。この経験を乗り越え、少しでもたくましくなってほしい限りです。

双子なのでいつも二人同じように育ててきたつもりですが、こうも異なる結果になるとは、知らず知らずのうちに勉強の教え方の丁寧さにも差がついてしまっていたのかもしれません。複雑な気持ちです。

今まで一緒の保育園・小学校で、二人仲良く歩んできましたが、中学からは、別々の道を歩み始める二人になりますが、お互いに一回りも二回りも成長してほしいと願っています。次は、息子の高校受験だ!(少し気が早いか、、、)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です